TOTAL SUPPORT

品質改善サポートで、施工品質の「均一化」と「向上」両方を実現

課題/導入背景
検査を現場監督が対応しているが、統一された検査基準がなく個人差があったり、人手不足で一人あたりの管理棟数が増えていることもあり、引渡し品質が安定していない。
そのため、施主検査で指摘が多く発生してしまい、お引渡し後も是正対応に追われ、労務課題に直結している。

まずは、検査を標準化させることで、一定水準を満たした状態での引渡しを実現。

バーンリペアによる統一された基準での検査(美観検査・機能検査・ライフライン検査)により明確になった不具合箇所を、しっかり是正することで、お引渡し時の品質を一定に保つことができるように。施主検査時のご指摘や、お引渡し後のお問い合わせが減り、住宅オーナー様の満足度維持という点においても効果が見られました。

しかしその一方で、検査水準が上がったことで、これまでの社内検査では見逃していた不具合も是正対象となり、是正にかかる費用が増加するという新たな課題に直面。



品質改善サポートで、根本的な課題である施工品質の改善に着手。

是正数の増加という結果を受け、バーンリペアより品質改善サポートをご提案いたしました。品質改善サポート導入にあたり、まずは独自の指標に基づき、現在の施工品質がどのくらいのレベルにあるかを査定。一般的にはレベル5、品質が高くなるごとに数字が大きくなっていきます。同社はこの時点でレベル3。第1段階はレベル5を目標として設定しました。


品質改善にあたりまず行ったのが現状分析。検査結果データをエリア別、現場管理者別、部位別に集計し、施工品質の根本的な課題点がどこにあるのかを分析しました。その結果、ある現場管理者が担当している物件の床キズが多い傾向にあることがわかり、ヒアリングを行ったところ、その担当者の現場では、安価な養生材を使用していることが発覚。すぐに別の養生材に変更したことで、キズの発生を大幅に抑制することに成功しました。


また、集計結果を社内公開することで、現場管理者に自身の課題を認識させ、改善意識を高める効果も発揮。資材変更の検討や、協力業者様への指導などの対策に活かし、目標だったレベル5の達成を実現。現在は、指摘箇所の少ないエリアをベンチマークとし、統一の施工基準の設定を行うことで、より一層高いレベルを目指し、バーンリペアもサポートを継続して行っております。